アブセンティーイズムとプレゼンティーイズム
企業がより良い収益を上げていくためには、労働生産性の向上は必須です。
その為にも健康経営=『従業員の健康を高めていく経営』は必要不可欠です。
生産性の向上をするには、労働生産性の損失を抑制しなければなりません。
労働生産性の損失に関係する言葉にアブセンティーイズムとプレゼンティーイズムがあります。
アブセンティーイズムとは、体調不良、病気などで会社を休む時の損失です。
プレゼンティーイズムとは、出勤しているものの体調が優れず、生産性が低下している状態での損失です。
プレゼンティーイズムの原因は、慢性疲労、腰痛、うつ病、頭痛、花粉症など様々なものがあります。
ここで大切な事はアブセンティーイズムよりプレゼンティーイズムの方が、労働生産性の損失は大きい事です。
何となく会社を休んでしまい、さらに医療費も掛かってしまうアブセンティーイズムの方が労働生産性の損失が大きいように感じてしまいますが、プレゼンティーイズムの方が、数倍の損失があるとされています。
プレゼンティーイズムへの対策
ではプレゼンティーイズムへの対策はどのような事が考えられるのでしょうか?
うつ病やうつ状態などメンタルヘルス関連の予防にはストレスチェックの実施、集団分析、職場環境の改善なども有効な方法だと思われます。
慢性疲労は長時間労働になっていないか、休暇がちゃんと取れているなどの見直しも必要になるでしょう。
腰痛や頭痛などはラジオ体操やストレッチタイムの導入なども考えられます。
取り入れられるところか少しずつ取り入れて労働生産性の向上を目指したいものです。